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2020/02 diary

2020/02/09
氷の下のサケ

今日の朝、場内の見回りをしていると、浮上槽に氷が張り、その下で取り残されたサケが元気に泳ぎ回っていました。

氷の下のサケ
氷の張った浮上槽

ワカサギ釣りを連想させる光景ですが、池で飼育しているサケよりも、取り残されたサケが生き生きとしているように感じました。
改めて冷水性の魚であることを実感させられます。

氷の下のサケ氷の下のサケ
午後3時、庄川の水温は7.4℃でした。

気温が昨日と、あまり変わらないのに水温が2℃が高くなっているのは、ダムのゲートが閉まり上流からの冷たい水が入ってきていないためだと、考えられます。
posted at 2020/02/09(Sun) 17:22:03
修正

2020/02/10
川の様子

雪が降ったり、止んだり、冬らしい天気ですが、数日後からまた気温が上昇するようで、飼育水温が上昇しないか心配です。

川の様子
南郷大橋上流域の様子

15時、射水市広上地先の河川水温は、6.1℃となっています。
posted at 2020/02/10(Mon) 19:40:06
修正

2020/02/11
川の様子

川の様子

本日は、朝から天気良く、気持ちの良い日でした。
河川は、水量の増減が激しくなっています。

川の様子

庄川本川放流量予定
11日13時40分の庄川河川放流量は、毎秒約60トンです。
14時から約60トン、16時から約30トンの予定です。
12日は0時から毎秒約30トン、10時から約70トン、15時から約50トン、
16時から約70トンの予定です。

川の様子
水温を測定していると岸際に緑藻が見られました。
冷え込み、積雪のあった日もありましたが、15時、射水市広上地先の河川水温は、7.2℃と高く、明日から更に気温も上がる予報となっています。
緑藻も暖冬の影響でしょうか多く感じます。
posted at 2020/02/11(Tue) 18:16:05
修正

2020/02/12
サケ稚魚放流3回目

今日は、朝の気温が低かったものの、天気も良く絶好の放流日和となりました。

サケ稚魚の放流も今回で3回目となり、庄川養魚場内の飼育池の面数も、一番多い状態です。

今日は4つの池からの放流でしたが、池の数が減ったと思いきや、すぐに掃除と消毒を行い、浮上槽から次のサケが入るため、忙しい状態が続きます。

サケ稚魚放流3回目
稚魚の計量風景

サケ稚魚放流3回目
稚魚の捕獲

サケ稚魚放流3回目
放流の様子

午前10時半、放流場所の水温は7.5℃、湧水の影響で本川よりも幾分高くなっています。

3月下旬まで放流は続きますが、健康に生育したサケ稚魚を放流できるよう頑張ります。
posted at 2020/02/12(Wed) 12:39:08
修正

2020/02/13
川の様子

川の様子

川の様子

春のように気温が上がり、場内の飼育水温も上昇しており、心配です。
河川は増水が続いています。
posted at 2020/02/13(Thu) 18:57:33
修正

2020/02/14
サケ出前講座

2月13日、射水市立大門小学校の3年生児童さんを対象にサケ出前講座として、庄川のサケの一生について講演させていただきました。

サケ出前講座
出前講座の様子

例年、庄川養魚場では、射水市立大門小学校、金山小学校の児童さんへサケ発眼卵を提供し、命の勉強の教材としてサケの飼育をして放流まで行っていただいています。
昨年11月には、サケ採卵、捕獲の様子を見学していただき、サケについて深く学んでいただいています。

サケ出前講座
出前講座の様子A

講座では、庄川のサケふ化放流事業に関すること、サケの成長や放流後の回遊についても、クイズを交えながら話させていただきました。
質問も多く出て、児童さんは興味深く、意欲的に参加していただき、良い講座となりました。

サケ出前講座
大門小学校児童さんの飼育の様子

大門小学校さんで飼育しているサケも浮上し、餌を食べるところまで順調にきているようで安心しました。
サケの飼育や出前講座を通して、庄川や魚に興味を持って、将来を担う人が出れくれると嬉しいです。
posted at 2020/02/14(Fri) 12:49:18
修正

2020/02/15
川の様子とお知らせ

本日も日中は、気温が高く、雪のない状況が続いています。
河川にも雪はなく、ここ数日は、水量の増減が激しくなっています。

川の様子とお知らせ
南郷大橋上流域の様子

庄川本川放流量予定
15日16時30分の庄川河川放流量は、毎秒約30トンです。
17時から約30トンの予定です。
16日は0時から毎秒約30トン、7時から約70トン、
11時から約45トン、13時から約15トン、16時から約60トンの予定です。

川の様子とお知らせ

お知らせ

渓流解禁のお知らせ
3月1日より百瀬川(内共第13号)のイワナ・ニジマス漁、庄川上流、利賀川(内共第15号)のイワナ・ヤマメ・ニジマス漁が解禁となります。
遊漁期間は3月1日から9月30日までとなります。

小牧ダムより下流、庄川(内共第14号)のサクラマス漁及びヤマメ・ニジマス漁は4月1日より解禁となりますので、お間違えなきようお願いします。
posted at 2020/02/15(Sat) 18:05:04
修正

2020/02/16
川の様子

今日は一日中、雨が降っていましたが、気温が高く河川水に濁りもなく、
養魚場内では、サケの食欲が旺盛な日となりました。
また、サクラマスの浮上が今日で完了し、これからは池での飼育するのみとなりました。
サケに関してはもう少し、浮上槽に収容されている状態です。
川の様子川の様子
午後2時半川の様子
水温は6.7℃でした。
雨が降り続く予報なので、これから水量が増して、
濁りが出ることが予想されます。
また、風も強まるとの事です。
明後日には、サケの放流を控えているため、本川に影響がないことを願います。
posted at 2020/02/16(Sun) 16:48:08
修正

2020/02/17
分流発眼卵放流群回収

2月15日、庄川養魚場の流入水の分流に発眼卵放流した群の回収を行いました。

分流発眼卵放流群回収

測定している流入河川水温からの積算で910℃〜920℃、お腹の閉じ具合、魚体を確認したところ、良いタイミングで回収できたようです。

分流発眼卵放流群回収

200粒の発眼卵から生残稚魚155尾、斃死5尾という結果でした。
斃死魚は虫かごの隙間に挟まって死んだもの、回収中に潰れてしまったような綺麗な状態でした。
残り40尾は脱走したのか、斃死したものが粉々になり分からなくてなってしまったのかは不明です。

分流発眼卵放流群回収

今後、本流での発眼卵放流群の回収も控えていますので、場内で浮上した稚魚も合わせて、健苗性など比較していきたいと考えています。
posted at 2020/02/15(Sat) 18:31:34
修正

2020/02/18
サケ稚魚放流4回目-耳石温度標識魚A区分目

本日は、昨晩から降り続いた雪の影響で、庄川養魚場にも15cmほど積雪があり、今季初めての除雪車による除雪が行われました。
積雪もあり、飼育量、放流量もピークと放流には、大変な日となりましたが、午前、午後と1日かけて、今シーズン4回目のサケ稚魚放流(耳石温度標識A区分目)を行いました。

サケ稚魚放流4回目-耳石温度標識魚A区分目
サケ稚魚の計量の様子

庄川では、サケ稚魚の頭の脳の裏側にある、バランス器官である耳石という器官に標識を施した稚魚を放流しています。
耳石は日周輪を形成する器官で、刺激により、黒色化するという耳石の特性を利用し、卵期に温度変化による刺激を与えることで、耳石にバーコードの様な標識を施したものが、耳石温度標識です。

今年度、庄川においては、サケ稚魚の飼育密度が回帰に与える影響を調査するため、高密度区に2.4nHの耳石温度標識、低密度区に2.6nHの耳石温度標識と異なる標識を施標して放流します。

主に4年で回帰するサケ親魚の耳石をサンプリングし回析することで、より良い増殖手法を探ろうというものです。
4年後には、元気に大きくなってたくさん帰ってきてほしいです。

サケ稚魚放流4回目-耳石温度標識魚A区分目
飼育池の稚魚を集める様子

庄川本川放流量予定
18日18時0分現在の庄川河川放流量は、毎秒約130トンです。
18時から約130トン、20時から約90トンの予定です。
19日は0時から毎秒約70トン、10時から約120トン、
15時から約130トン、22時から約90トンの予定です。

サケ稚魚放流4回目-耳石温度標識魚A区分目
サケ稚魚の放流の様子

午前10時半の放流場所の水温は6.5℃でした。
雪の影響なのか、いつもより1℃ほど低かったです。
posted at 2020/02/18(Tue) 12:46:04
修正
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