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2022/03/20 diary

2022/03/20
ゴミの不法投棄

3/20、午後からサケの稚魚調査を行っていたところ、南郷公園の河原に、大量のゴミが固められて捨ててありました。

ゴミの不法投棄
発見されたゴミ

そのまま放置して、流されても困るので、国土交通省大門出張所へ連絡しました。
ゴミを捨てるのは論外ですが、大きなゴミや目立ったものが捨てられているのを発見した場合は、河川管理者へ連絡いただけると助かります。

詳しくは、下記リンクより
国土交通省 北陸地方整備局 富山河川国道事務所
https://www.hrr.mlit.go.jp/toyama/topics_detail_41_412_3fba21a2684f62a2d767a32ca44247f2.html

川への不法投棄は法律で禁止
・河川法施行令において、3月以下の懲役又は20万円以下の罰金
・廃棄物処理法において、個人の場合、5年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金、法人の場合、1億円以下の罰金(投棄を行った個人に対しても罰金が科せられます)

ゴミの不法投棄
南郷公園の流れ込み

増水している本川からサケ稚魚が入ってきていないか確認しましたが、サケ稚魚の発見には至りませんでした。

ゴミの不法投棄
射水市広上地先の様子

午後3時庄川の水温は7.0℃でした。
水量90トン、薄濁り
posted at 2022/03/20(Sun) 16:28:28
修正
サケ降河稚魚調査

3/20、午後からサケ稚魚の目撃情報があった大門大橋下流で、サケ降河稚魚の調査を行いました。
昨年はヤナの設置がなく、南郷大橋周辺で多くの自然産卵が確認できました。
雪の影響もあり、河川水温は低く推移し、遡上のピークである11月中旬群の河川浮上のタイミングが3月中旬から下旬にかけてということで、この雪代の増水で降河しているものと思われます。

サケ降河稚魚調査
増水しているため、普段、陸になっているところが浅瀬になっています。
深みには、大きな群れも確認されましたが、浅瀬に出てきている個体もいくつか確認できます。

サケ降河稚魚調査
浅瀬の突き当りに稚魚の群れを追い込むとタモ網でも掬うことができました。

サケ降河稚魚調査
捕獲されたサケ稚魚

今年から放流魚は全数、場内から流下放流しているので、この地点で捕獲された稚魚は、自然由来と思われます。
全体量は増水中ということもあり、分かりませんが、野生魚も多く降河してくれているようで安心しました。
自然由来のサケ稚魚は、少し小ぶりでシャープなボディー、放流魚と比較して鋭い泳ぎのように感じます。
確認のために捕まえた稚魚は、また川に戻してあげました。

放流魚をできる限り、健康に大きく放流することは、もちろん大切ですが、良い河川環境川があっての魚達ですので、野生魚の保全、川を良くする取り組みに尽力し、放流魚、野生魚の両軸でバランス良く増殖に取り組んでいければと考えています。

〜注意〜
内水面(河川、湖沼、用水等)におけるサケの採捕は、水産資源保護法及び富山県内水面漁業調整規則により、通年禁止されています。このため、採捕許可を受けていない者が、これらの区域でサケ及びサクラマスを採捕すると罰せられます。
卵、稚魚、斃死した個体においても同様ですので、ふ化放流事業、調査のために、特別採捕許可を得て、捕獲を行っています。
お間違えなきよう、お願い致します。

参考URL
富山県> 組織別案内 > 農林水産部 水産漁港課 > サケ及びサクラマス採捕の禁止について
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1615/kj00005838.html

◯内水面(河川、湖沼、用水等)におけるサケの採捕は、水産資源保護法及び富山県内水面漁業調整規則により、通年禁止されています。
 また、サクラマスの採捕は、富山県内水面漁業調整規則により、8月1日から12月31日まで禁止されています。

○ 河口付近の海面(別図に示す区域)におけるサケの採捕は、富山県漁業調整規則により、10月1日から12月31日まで禁止されています。

○ このため、採捕許可を受けていない者が、この期間にこれらの区域でサケ及びサクラマスを採捕すると罰せられます。
(増殖事業実施機関とその従事者以外には採捕を認めていません。)

罰則

○ 内水面におけるサケの採捕禁止規定に違反した者は、水産資源保護法第37条により罰せられます。
(1年以下の懲役、50万円以下の罰金、拘留又は科料)
○ 内水面におけるサクラマスの採捕制限規定に違反した者は、富山県内水面漁業調整規則第40条により罰せられます。
(6月以下の懲役若しくは10万円以下の罰金、又は併科)
○ 河口付近の海面におけるサケの採捕制限規定に違反した者は、富山県漁業調整規則第55条により罰せられます。
(6月以下の懲役若しくは10万円以下の罰金、又は併科)
posted at 2022/03/20(Sun) 16:12:10
修正
サケ稚魚 アルビノ

3/20、最後の放流に向けて、サケ稚魚の計測を行なっていると、色素が欠乏した「アルビノ」と呼ばれる突然変異の個体が確認されました。

サケ稚魚 アルビノ

飼育池で飼い始めてから、アルビノっぽいのがいるなとは思っていましたが、横から見ると体の中が透けてみえますね

サケ稚魚 アルビノ

アルビノは目立つので、外敵に襲われやすく、生き残って戻ってくるのは珍しいと言われていますが、親魚として捕獲された事例もあるようなので、大きくなって、帰ってきて欲しいです。

サケ稚魚 アルビノ
posted at 2022/03/20(Sun) 10:24:16
修正
   

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