2021/12/23 | |
耳石温度標識後期群、施標開始 |
12/20に、サケ卵の発眼卵と死卵を選別する検卵作業を行い、耳石温度標識を施標するための耳石装置に発眼卵を収容し、水温変化のプログラムを開始しました。 収容された発眼卵 庄川では、サケ稚魚の頭の脳の裏側にある、バランス器官である耳石という器官に標識を施した稚魚を放流しています。 耳石は日周輪を形成する器官で、刺激により、黒色化するという耳石の特性を利用し、卵期に温度変化による刺激を与えることで、耳石にバーコードの様な標識を施したものが、耳石温度標識です。 2.10nHの耳石温度標識の施標温度変化プログラム 庄川においては、増殖戦略として、サケ稚魚の放流サイズを大きく(0.8g〜1.0g程度)、放流時期を遅く(3月中旬を過ぎないよう、2月下旬〜3月上旬中心に)できるよう、飼育、放流に取り組んでおります。 前期群には、2.8nHの耳石温度標識、後期群には、2.10nHの耳石温度標識を施標します。 収容から2日間の安息期間を経て、今朝から水温低下の刺激にて、施標が開始されます。 14℃の井戸水を4℃低下させ、10℃となっているか、プログラム通りに水温変化しているかをしっかり確認する必要があります。 大丈夫そうで、安心しました。 主に4年で回帰するサケ親魚の耳石をサンプリングし回析することで、増殖戦略の効果を探るための取り組みです。 12/30に施標が完了し、浮上槽へ収容予定ですが、まずは、停電などのトラブルなく、無事、施標が完了することを祈るばかりです。 |
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posted at 2021/12/23(Thu) 21:16:33 | |
【修正】 |
貴重な晴れ間 |
今日は朝から晴れ間続き、外仕事には絶好の日となりました。 この日を逃すまいと、サクラマスの1年魚を収容するための池を消毒しました。 水が抜かれた飼育池 1年魚と2年魚を収容するための池は、空いても1週間だけの期間なので、新たな魚を収容するまでに出来る限り消毒や掃除をしておかなければ、魚を入れた後は、水を全部抜いての掃除は出来ません。 消毒の様子 池から水が漏れないようにしてから塩素で消毒します。 25日には、この池に魚を移動する予定です。 新幹線橋を上流から見た様子 午後3時、庄川の水温は7.7℃でした。 |
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posted at 2021/12/23(Thu) 16:59:24 | |
【修正】 |