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» ALC標識施標2回目-無給餌場内流下放流群 date : 2020/01/03
本日は、2回目のサケ無給餌場内流下放流群のためのアリザリンコンプレクソン(ALC)標識を施す作業を行いました。

通常のサケ稚魚放流では、給餌し、大きくしてから、トラックへ積み込み、輸送放流しています。
庄川ふ化場の排水はいくつかの支流を経て、庄川へつながっているので、場内から流下放流したものが、庄川、海へ行き、親魚として回帰してくれれば、トラック輸送、飼育にかかる経費を削減できます。省コストだけでなく、トラック輸送によるストレスもなくなりますし、回帰親魚が場内まで戻ってきてくれる可能性もあるので、楽しみです。

ALC標識施標2回目-無給餌場内流下放流群
ふ化槽に発眼卵を収容

200ppmとなるよう調整したALC溶液を流し込みます。
赤紫色でバスクリンのようなイメージです。

ALC標識施標2回目-無給餌場内流下放流群

ポンプ循環で24時間浸漬させます。

ALC溶液による施標では耳石に蛍光顕微鏡で確認できる色のリングができますが、発眼卵放流では1回施標で1つのリング、無給餌場内流下放流群は、年末と今回の施標で、2つのリングが確認できるようになるため、識別が可能となります。

浮上し、流下するのは、3月に入ってからなので、それまで、滞りなく生育し、放流できること、4年後の回帰親魚から良い結果が得られることを心より願っています。

  posted at 2020/01/03 17:56:41
lastupdate at 2020/01/04 21:29:37
»category : サケ修正

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